脳・神経の病気

片頭痛へんずつう / Migraine

片頭痛は、頭の片側または両側にズキズキと脈打つような痛みが繰り返し起こる病気です。吐き気や光・音への過敏をともなうことがあり、日常生活に支障をきたす場合もあります。原因や誘因を知り、適切に対処・予防することが大切です。

監修 山田 太郎 医師(神経内科) 最終更新日 2025年6月20日
本文はレイアウト確認用のサンプル文章です(監修者名・出典もダミー)。

概要

片頭痛は、繰り返し起こる頭痛のなかでも代表的なもので、頭の片側または両側がズキズキと脈打つように痛むのが特徴です。数時間から長い場合は3日程度続くことがあり、体を動かすと痛みが強まる傾向があります。日本では成人のおよそ8%前後がもっているとされ、10〜40代の女性に多くみられます。

痛みそのものは命に関わるものではありませんが、仕事や学業、家事などの日常生活に大きな影響を与えることがあります。誘因を避ける工夫と、症状に合わせた薬の使い分けによって、多くの場合はコントロールが可能です。

主な症状

片頭痛の発作は、一般的に次のような経過をたどります。人によって現れ方は異なります。

頭痛発作の特徴

  • 頭の片側(ときに両側)がズキズキと脈打つように痛む
  • 体を動かしたり頭の位置を変えたりすると痛みが強くなる
  • 吐き気や嘔吐をともなうことがある
  • 光・音・においに敏感になり、暗く静かな場所で休みたくなる

前ぶれ(前兆・予兆)

頭痛が起こる前に、目の前がチカチカする、視界の一部が見えにくくなるといった「前兆」が現れる人がいます。また、数時間〜前日から、あくび・気分の変化・肩こり・特定の食べ物が欲しくなるといった「予兆」を感じることもあります。

受診の目安 — 次のような場合はすぐに医療機関へ

「今まで経験したことのない激しい頭痛」「突然、雷に打たれたような頭痛」「発熱・首の固さ・手足のまひ・ろれつが回らない・意識がもうろうとする」などをともなう場合は、命に関わる病気が隠れていることがあります。ためらわず救急を受診してください。頻度が増えている・市販薬が効かない場合も、一度神経内科などへ相談しましょう。

原因

片頭痛は、脳の神経や血管、痛みを伝える神経(三叉神経)のはたらきの変化が関わって起こると考えられています。発作の引き金(誘因)には次のようなものがあります。

生活リズム睡眠不足・寝すぎ、疲労、ストレス、ストレスからの解放(週末頭痛)
飲食空腹、アルコール(特に赤ワイン)、カフェインの取りすぎ/急な中断
環境強い光・騒音・におい、気圧や天候の変化、人混み
ホルモン月経周期にともなう女性ホルモンの変動

なりやすい人・リスク要因

  • 性別・年齢:思春期以降の女性に多く、10〜40代で発症・悪化しやすい
  • 家族歴:血縁者に片頭痛の人がいる場合は起こりやすい傾向がある
  • 生活習慣:睡眠リズムの乱れ、過度なストレス、カフェインの過剰摂取

検査・診断

片頭痛の診断は、問診による症状の経過の確認が中心になります。痛みの部位・性質・持続時間・頻度・誘因、随伴症状などを確認します。頭痛ダイアリー(記録)をつけておくと診断や治療に役立ちます。

他の重い病気が疑われる場合には、CT・MRIなどの画像検査を行い、脳の病気がないかを確認することがあります。

治療

治療は大きく「起きた発作を鎮める治療(急性期治療)」と「発作そのものを減らす治療(予防治療)」に分けられます。自己判断で薬を続けず、医師と相談して選びます。

発作時の治療

  1. まずは暗く静かな場所で休む
  2. 市販の鎮痛薬(アセトアミノフェン、NSAIDsなど)を早めに使う
  3. 効果が不十分な場合は、医師が処方する片頭痛専用の薬(トリプタンなど)を検討する

薬の使いすぎに注意

鎮痛薬を月に10〜15日以上のむ状態が続くと、かえって頭痛が慢性化する「薬物乱用頭痛」を招くことがあります。使用日数が増えている場合は必ず受診してください。

予防のための治療

発作が月に複数回あり生活に支障が出る場合は、予防薬(血圧や抗てんかん、抗うつに使われる薬の一部、近年は専用の注射薬など)で発作の回数や強さをやわらげることを検討します。

予防・セルフケア

  • 睡眠・食事・運動のリズムを一定に保つ(寝すぎ・寝不足を避ける)
  • 自分の誘因(アルコール・特定の食品・強い光など)を把握して避ける
  • こまめに水分をとり、空腹を避ける
  • ストレスをためこまず、軽い有酸素運動を習慣にする
  • 頭痛ダイアリーで発作のパターンを記録する

経過・予後

片頭痛は多くの場合、誘因の管理と適切な薬の使い分けによってコントロールできます。加齢とともに発作が軽くなる人もいます。一方で、対処が遅れたり鎮痛薬を使いすぎたりすると慢性化することがあるため、早めに医療機関へ相談することが大切です。

よくある質問

片頭痛と緊張型頭痛はどう違いますか?
片頭痛は片側のズキズキした拍動性の痛みで、動くと悪化し吐き気や光過敏をともないやすいのが特徴です。一方、緊張型頭痛は頭全体が締めつけられるような重い痛みで、動いても悪化しにくい傾向があります。見分けが難しい場合は受診をおすすめします。
市販の頭痛薬を飲み続けても大丈夫ですか?
月に10〜15日以上の服用が続くと「薬物乱用頭痛」を招くおそれがあります。使用日数が増えている場合は自己判断で続けず、医療機関に相談してください。
どの診療科を受診すればよいですか?
まずは神経内科(脳神経内科)や頭痛外来が適しています。かかりつけ医がいる場合は、そちらで相談し必要に応じて紹介を受けるのもよいでしょう。

出典・参考文献

  1. ◯◯学会「頭痛の診療ガイドライン(サンプル)」ダミー出典です。
  2. 厚生労働省 ◯◯情報ページ(ダミーURL)https://example.go.jp/
  3. ◯◯病院 頭痛外来 解説記事(ダミー)https://example.com/
監修医師
山田 太郎 医師

神経内科専門医。頭痛外来にて片頭痛・緊張型頭痛の診療に従事(※プロフィールはダミーです)。

本ページの情報は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療の代替となるものではありません。体調や症状に不安がある場合は、医療機関を受診し、医師にご相談ください。